日本の借金1000兆円突破。日本の破綻も近い!

 11月5日付朝日新聞2面に「日本の借金1000兆円超え」の記事。国債や借入金などを合計した日本の「国の借金」が2011年度末の残高で1024兆1047億円に達し、一千兆円を超える見通しになったという。直前の随筆で国の借金を約900兆円と書いたが、油断している間にどんどん増えている。同じ記事の最後に、公的年金などの社会保障基金も加えたIMFの試算では、日本の政府債務残高は2010年時点ですでに1054兆円で国内総生産の220%に達しているということらしい。

 一面には、「伊、IMF監視下へ」の見出し。「IMFによると、イタリアの2011年の政府債務残高は国内総生産(GDP)比で120%に及び、先進国では日本についで悪い。」の記事。2面には、IMFの監視下に入った主な国の一覧が掲載されている。それは以下の通り。

   1997年:韓国、タイ、インドネシア
   1998年:ブラジル
   2001年:トルコ
   2007年:イラク
   2008年:ハンガリー、アイスランド、ウクライナ
   2010年:ギリシャ、アイルランド
   2011年:ポルトガル、イタリア
         イタリアは監視のみ。それ以外はすべて、IMFから資金支援を受けた

 さて、国の借金がめでたく1000兆円を超えたが、これに地方の借金がまだある。約200兆円。合計すると1200兆円。自民党議員たちが言っていた国民金融資産1400兆円にいつ届くか、楽しみである。1400兆円と言っているが、最近はこの資産の食いつぶしが始まっている。また、銀行の預金で国債ばかり買っているわけではない。ということは、もうそろそろ日本の破綻も近いということになる。税収30兆円ちょっとしかない中で毎年50兆円も借金を重ねたらあと4年。国債を銀行がもうこれ以上買えず、国民も買うことができなければ、その時点で日本も完全にお手上げ。もうカウントダウンは始まっている。ある日突然来るんだろうと思う。

 こんな中でミノモンタなどはまだ「無駄の削減が先だ」などと言っているが、無駄の削減が終わった時には日本も終わってるのは確実である。日本が破綻したらIMFが確実に公務員の半減、年金の半減、年金支給開始年齢の70歳化くらいのことはやってくれるし、すでに日本の国会議員以上に日本の改善計画を立案してくれているので本当に有難いことである。

 真面目に日本のことを考えるのが本当にあほらしくなってきた。円高で史上最高値を更新して日銀が市場介入したりしているが、それももうすぐウソのような話になるだろう。破綻すれば、超円安で円は紙切れ同然のようになるだろうから、もう少し待っておけばよい。庶民は、今のうちに海外旅行に行って、最後の円高の恩恵を受けておいた方が良い。円は紙切れ同然になるから、金や外貨に換えておいた方が良いかも。こういうことを書いた本は巷に出回っているので、お金をたくさん持っている人は参考にしたらよい。

 だれも先のことを真剣に考えずにだらだらと太平洋戦争に突入した軍部と国民とマスコミ現在もこの体質、何も変わっていない。この借金の責任は、国会議員とそれを選んだ国民とマスコミにある。朝日新聞の一面にしばらくの間、東日本大震災の死亡者と行方不明者の数が毎日載っていた。本当にこの借金問題が日本にとって重要だと考えるなら、新聞は一面に毎日、借金総額と破綻までの予想日数を書くぐらいのことをするべきである

 論理的に考えれば、この当たり前のことを誰も真剣に考えようとしない国、日本。この平穏な生活が、そのまま続くと考えている平和ボケした国民とマスコミ。・・・・・ちょっと待てよ、今、平穏な生活と書いたが、この私の認識自体が誤っている。平成10年から日本の自殺者は、急増して3万人台になり、その状態が続いている。3万人といえば小さな市長村1個分の人間が毎年自殺しているのである。人口10万人当たりで見れば、近年、韓国に抜かれたが、これはほとんど世界トップクラスの自殺率なのである。この不名誉な国の状態を何とも感じず、原因も探ろうとせず、対策も立てないのが、日本の政治家、国民なのである。そう、貴方達は言うのでしょう。すべて自己責任である。死にたければ、勝手に死になさい、と

 こんな糞みたいな政治家と国民の揃った日本は早く潰れてしまうべきである。私が念じなくても、宮沢総理が既に破綻しているとお墨付きを与えているのであるから、破綻は時間の問題である。この自分のことしか考えない腐った日本が破綻する日が来るのが楽しみである。天罰。この言葉を使うと石原慎太郎と同じになるか。

(2011年11月5日 記)

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